ユーザーのキャラクターを演じるこの企画をどう思いますか？

僕も長いあいだ声優の仕事をしているんですけども、こういう形で企画が成り立って声を入れるというのが初めてだったので、ちょっと「えー！？」とびっくりしました。
ユーザーさんのお考えになったものを、一つの作品として創り上げるっていうのがすごく新しい試みだなと思うし、こういうのもまた新しい展開でどんどん大きくなっていけば、これはこれで有りだよなぁと。
プロが考える作品ではない、もっともっと自由な発想で、それこそ新しい時代が見えたりするんじゃないかなとか、面白い事だなと思ってきました。

演じたキャラクターの印象や、演じてみてどうでしたか？

こちらのキャラクターに関しては公式のキャラとあって、ものすごく細かく書いてあって。
ここまで人として優れた人材を、僕の中のどういう所から持ってくれば、声を聴いたイメージとして成り立っていくのかなというのは、ずいぶん考えましたね。

僕みたいにこう……ちゃらちゃらした趣味人間ではなく（笑）
いつも国を考え政治を考え敵を考える人物の、決して表に出さずに深く奥で考えて物を言うとか、俺が俺がという感じでしゃしゃり出ることもせず、一歩おいて俯瞰で物事を見ている目というのが、そこら辺の作り方をどうしたら一番良いんだろうというのを考えながらやってみました。

50代の設定ということで、あまり渋すぎてはいけないというのは一つ大きく課題としてあったんですけども、柔らかすぎてもいけないというのもあって。
他人に近付きすぎてもいけなく、ある程度の距離を置いた人間であるだろうと自分の中で考えていました。

でもこういうキャラクターは中々僕は巡り合うキャラクターではないので、面白く演らせてもらいました。

自分の権利をNPCに使用して指名して下さったユーザーさんへ一言

何と言うか、こういうめぐり逢いは僕の中で初めてだったので。
ユーザーさんから直で僕という繋がり方ができたのは、ある意味、新しい出会いというか。

ゲーム内のイベントやランキングで1位という大変な功績の方が、数多くいる声優の中から僕を選んでくださったというのが何と言えばいいのかな、単なる感謝ではなく……そうですね、ちょっと言葉を変えると、宇宙のどこかで巡り合った星と星みたいな感じのイメージを持ってまして、ありがとうございましたというだけでは終わらないような感情が芽生えました。

本当にありがとうございました。感謝しております。

このキャラクターを作られたユーザーさんへ一言

――もう3回目ですけども、よろしくお願いします！（笑）

ははははは！（笑）

いやぁ～……あなたすごいよ……本当に（しみじみ）

いやホントにね、どういうエネルギーなんだろうと毎度毎度思うんですけど。

そうですね、僕はちょっとこのイベントのシステムは詳しくは分からないけれども、1位を取るという事は並大抵のことではないし、どれだけの労力を使うし、まぁ簡単に言えばお金も多分一杯使ってるんだろうなってことを思うと（笑）、いやもう根性とか、溢れかえる欲望というか、そういうものに敬服するとしか言いようがないですね。

なんだろ、「これからも頑張ってください」って、とても何かあまり言えないような感じではあるんですけど（笑）

あんまり無理しないで……ほどほどに……頑張ったほうが……いいと思うけど（優しい声）、でも～アレだね！
自分の気持ちというかこの欲望が続く限り、やっぱり頑張っていってほしいなとは個人的には思うので、ひたすらその情熱が燃え上がっている限り、これからも頑張ってくださーーい！！